人間として、人間に向き合い、人間を救う。

日本人として初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さん。現場主義を信念としていた彼女はつねに難民支援の最前線で活動した。ときには防弾チョッキを着て紛争地域に乗り込んだこともあった。目の前の命と向き合い続けたその姿は「身長5フィートの巨人」と称えられた。緒方さんが弁務官を退職する際に行った演説の結びの言葉は、「難民にリスペクトを」。難民を「救ってあげる」という発想ではなく、同じ人間として尊重する。だからこそ彼女は世界で最も尊敬される日本人となった。その思いを受け継ぐのは、これからを生きる私たちだ。

  • twitter
  • facebook
  • PREV
  • NEXT