ひとつのことを一緒にやり遂げた。
彼らは、もう友人だった。

アフガニスタンで活動するNGO「ペシャワール会」の現地代表でPMS(平和医療団・日本)の総院長だった中村哲医師。「水と食べ物があればほとんどの病気が予防できる」と考え、医療支援とともに用水路の建設に取り組んだ。活動は35年に及び、「カカムラード(ナカムラのおじさん)」の愛称で親しまれたという。2019年に亡くなった際には、アフガニスタンのガニ大統領自ら棺を担いで追悼式を行った。現地の人々に敬意を払い、協力しながら活動した中村医師。互いのリスペクトが築いた用水路は砂漠化した土地を緑豊かな農地に変え、今も65万人の暮らしを支えている。

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