空手 強く美しい、日本発祥の武道

— 競技ガイド —

空手

8月6日(木)~8月8日(土)
日本武道館

世界約200か国に愛好者がいる日本発祥の武道、空手が初めてオリンピックの正式競技となる。行われるのは、攻撃技と防御技を演武する「形」と、8メートル四方の競技場で2人が戦う「組手」の男女計4種目。3日間の競技期間では、「静」と「動」、「剛」と「柔」、「緩」と「急」といった動きと技の「コントラスト」を楽しみたい。会場は武道の聖地、日本武道館。

【形の見どころ】技の緩急や強弱、流れの美しさを競う

・まるで敵と対戦しているように見える動き
・得意な形をどこで披露するか。戦略も重要

1人で攻撃と防御を演武して、見えない敵と戦うのが「形」だ。選手は世界空手連盟が認定している102種類の形から毎試合、ひとつを選んで演武する。試合は1対1のトーナメント形式で行われ、突きや蹴り、受けといった技の緩急や強弱、流れの美しさなどを審判員が採点し、勝敗を決める。選手は個々に得意な形を持っているが、同一大会で同じ形を2度使うことは禁止されているため、どの試合でどの形を使うかの戦略が必要になる。いずれの形にも共通するのは、敵と対峙したときの対処法を表現すること。トップクラスの選手が演じると、まるで実際に敵と対戦しているように見える。静寂な空間で行われる、美しくも力強い動きを堪能したい。

【組手の見どころ】攻撃の瞬間は目にもとまらぬ早さ!

・目にもとまらぬ攻撃の瞬間
・強さだけでなく、美しさも重要

頭部や腹部など、定められた7つの部位を狙い、「突き」「打ち」「蹴り」を繰り出し、勝敗を競うのが組手。組手には、大きく「伝統派空手」と「フルコンタクト空手」があるが、東京大会で採用されるのは「伝統派空手」で、いわゆる“寸止め”ルール。相手を倒すことが目的ではなく、技に応じたポイントによって勝敗が決められる。間合いをはかりながら相手のスキを狙い、「静」から「動」に切り替わる攻撃の瞬間は目にもとまらぬ早さ!しかし、空手ではただ突いたり蹴ったりしてもポイントはつかず、姿勢の良さや正しい間合い、スポーツマンシップなども必要となる。試合時間は男子3分、女子2分。試合終了時点でポイントが多かった選手、または8ポイント差がついた時点で勝利となる。

【競技ルール】

決められた102種類の中からひとつ選び演武する。
ひとつの大会で同じ演武を2度行ってはいけない。
「技術点」と「競技点」を採点する。

組手

試合時間は男子3分、女子2分。
体重別で行われる。
競技エリアは8メートル×8メートルのマット。
「突き」「打ち」「蹴り」が有効。
ポイントは技の難易度によって1点から3点が与えられる。
攻撃できる場所は、頭、顔、胸などに限定。

【マメ知識】蹴り、突き、打ち

空手の基本的な攻撃である「突き」「打ち」「蹴り」。「突き」と「打ち」の違いは腕の軌道で、体の正面にまっすぐ出るものが「突き」。体の上や下、左右から出るものが「打ち」になる。

【種目・開催日程】

8月6日(木)~8月8日(土)
日本武道館

男子形/女子形
男子組手67キロ級
男子組手75キロ級
男子組手75キロ超級
女子組手55キロ級
女子組手61キロ級
女子組手61キロ超級