セーリング 波を読み、風を操る。自然との調和でレースを制す

— 競技ガイド —

セーリング

7月26日(日)~8月5日(水)
江の島ヨットハーバー

海上に設置されたブイを決められた順に回り、ゴールの順位を争うセーリング。大小さまざまなヨットにウインドサーフィンを加え、男女合計10種目が行われる。大自然を相手にするため、重要になるのは風と潮の流れを見極める能力。刻々と変化する風をつかむため、ヨットはコースに沿って前に進むだけでなく、ジグザグ走行することもある。また、複数の選手が一斉にスタートするので、他との、ポジション争いも激烈だ。風だけでなくライバルの動きも読み、相手よりも良い風を受けるための駆け引きは見逃せない。前回の東京大会でも会場となった江の島ヨットハーバーに、世界中からトップセーラーたちが再び集結する。

【ヨットの見どころ】風と潮の流れを見極めろ! 水中翼でヨットが空を飛ぶ

・49er級は“海のF1”
・ヨットが空を飛ぶフォイリングナクラ級

8種目あるヨット。その違いは大きさで、たとえば世界で広く普及しているレーザー級では全長4メートル23センチのヨットを使う。スケールの大きさなら、男子の49er級、女子の49erFX級だ。2人乗りで全長4メートル99センチのヨットは帆も大きく、最高速度が時速40キロにも達し、「海のF1」と呼ばれる。注目は、強い風を受けたときにヨットのバランスをとる「ハイクアウト」。傾いたヨットがひっくり返らないよう、体をヨットの外に出して体重をかけるスリル満点の技術だ。一方で、風のないときは、選手は体の重さでヨットを揺らし、帆を常に動かしているという。爽快な見た目よりもずっとハードな種目なのだ。ユニークなのは、“空飛ぶヨット”を用いるフォイリングナクラ級。船底にフォイルと呼ばれる水中翼があり、走り出すと揚力が発生し、なんとヨットが海面から浮き上がる!男女ペアの混合競技で、2人の呼吸が合えばヨットが常に“飛び”続け、選手だけでなく見る者も最高に気持ちいい。

【ウインドサーフィンの見どころ】最高時速は50キロ!

・全身の力で帆を前後に動かすパンピング
・最高時速は50キロ!

ウインドサーフィンは全長2メートル86センチのボードに帆をつけた、男子RSX級と女子RSX級の2種目。見どころは風が弱いときに行われる「パンピング」と呼ばれるテクニック。全身の力で帆を前後に動かして推進力を得るのだ。体力を激しく奪う技術だが、スタートと同時に各選手が一斉にパンピング合戦を繰り広げる光景は見る者に気迫が伝わる。逆に、強い風を受けたときの最高時速は50キロ!しっかりとコントロールしながらゴールを目指さなくてはならない。気持ち良さそうに見えるが、体力と持久力、技術が必要なハードな種目なのだ。

【マメ知識】フォイリングナクラ、ウインドサーフィン、セーリング

セーリングの種目は艇体(ボード)の大きさによって分類されている。小さい順に、RSX級、レーザー級(レーザーラジアル級)、フィン級、470級、49er級(49erFX級)、フォイリングナクラ級。女子は艇体の大きさは同じで、セールの面積が男子より小さいものを使う。

【種目・開催日程】

7月26日(日)~8月5日(水)
江の島ヨットハーバー

男子RSX級/女子RSX級
男子470級/女子470級
フィン級
レーザー級
レーザーラジアル級
49er級/49erFX級
フォイリングナクラ級