卓球 圧倒的スピードと強烈な変化球!戦略に富む卓上の勝負

— 競技ガイド —

卓球

7月25日(土)~7月31日(金)、8月2日(日)~8月7日(金)
東京体育館

多くの人が一度は遊んだことのある卓球だが、オリンピックでは異次元の勝負が繰り広げられる。幅152.5センチ、長さ274センチのたたみ1.5畳ほどの卓球台で行われるのは、目にも止まらぬ激しい打ち合い。時速100キロを超えるスマッシュや、強烈な横回転をかけられ、バナナのように曲がった軌道を見せる「チキータ」など、1球ごとにスピードや回転を変える、戦略性に富んだゲーム展開が卓球の魅力だ。試合は1ゲーム11ポイントで、シングルスとダブルス、ミックスダブルスは7ゲームマッチ、団体戦は5ゲームマッチで実施。オリンピックでは一発勝負のトーナメント形式で行われる。東京大会では新種目としてミックスダブルスが加わる。

シングルスの見どころ スマッシュは時速100キロを超える!

・圧倒的なスピード
・選手のプレースタイルに注目

シングルスは、試合前に選手のプレースタイルをチェックしておきたい。現在の主流は「ドライブ主戦型」だ。ボールに上回転のドライブをかける攻撃重視の戦型で、多くの選手が採用している。「前陣速攻型」はスピードが特長。卓球台に近づいてボールを速攻で返球し、驚異的な反射神経で相手を翻弄する。個性的な試合運びをするのが「カット主戦型」。卓球台から離れて常に下回転のカットボールで返球し、相手のミスによるチャンスボールを粘り強く待つ守備重視のスタイルだ。同じ卓球でもプレースタイルが異なると試合の運び方が変わり、それぞれに見どころがある。また、ラケットに貼られている赤と黒のラバーには、スピードの出やすいものや、回転をかけやすいものなど、異なる特性を持ったものを選手が選んで使っており、試合中は打ったラバーの色から、瞬時にボールの動きを予想して反応する。スマッシュの速度や動き以外にも、スピードが求められるのだ。

団体の見どころ チーム一丸で勝利を目指す

・チームを勢いづける初戦のダブルス
・エースが激突するシングルス

3人の選手が出場するのが団体。試合はダブルス1試合の後に、シングルスを4試合続けて行い、先に3試合を制したチームが勝ちとなる。東京大会はこれまでの団体と試合順が異なり、初戦がダブルス。チームに勢いをつけるためにも非常に重要な戦いになる。一方でシングルスは各国のエースが激突する激しい戦い。コンビネーションが重要なダブルスと、個々の力が試されるシングルス。その両方の力が求められる団体は選手にとっても特別な戦い。チーム一丸となって勝利を目指す結束力に注目したい。

ミックスダブルスの見どころ 新種目!ミックスダブルス

・サーブごとに変わる戦略
・息の合ったコンビネーション

男女がペアを組んで戦うミックスダブルスは、ダブルス同様、ペアを組んだ2人の選手が必ず交互に返球を行うというルールが特徴で、たとえばサービスを打った選手が、返球されたボールを続けて打つことはできない。パートナーの得意なボールが返球されるためにはどこへ打てば良いか? 相手のレシーブは男女どちらの番か? シングルスに比べて戦略が複雑になるため、選手たちはサーブの前にパートナーへサインを送って確認する。ボールにどのような回転をかけて、どのコースに打つか、サーブごとに変わる戦略が見どころだ。パートナーの邪魔にならないように、選手のフットワークもシングルス以上に重要となる。相手の返球コースを読みながら、素早く動く息の合ったコンビネーションが見どころだ。

【競技ルール】

ミックスダブルス

男女のペアで出場するトーナメント形式。
7ゲームマッチで行われ、4ゲームを先取したチームが勝者となる。

マメ知識 ツブツブの「表ソフトラバー」平坦な「裏ソフトラバー」

卓球のラケットのラバーにはスピードが出やすいものや、回転をかけやすいもの、不規則な球を返しやすいものなどの特徴があり、現在、もっともよく使われるのは、ラバーの表面が平坦で回転をかけやすい「裏ソフトラバー」だ。一方、スマッシュのように速いボールを打つのに適しているのは「表ソフトラバー」で、ラバーの表面には球離れを早くするために、多数の小さな粒が施されている。

種目・開催日程

7月25日(土)~7月31日(金)、8月2日(日)~8月7日(金)
東京体育館

男子シングルス/女子シングルス
男子団体/女子団体
ミックスダブルス