パラ競泳 水中から見える多様な泳ぎ方

競泳 2019年9月14日
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ロンドンで行われているパラ競泳の世界選手権で、水中から競技の写真を撮ってみました。こちらのプール、レーンの横に窓があり、写真を撮ることができるようになっています。

始めの写真は、運動機能障害のあるS4クラスの女子自由形ですが、手前の選手と奥の選手とでは、泳ぎ方がそれぞれ異なります。
手前の選手は、足が動かせない為、腕力で推し進めます。奥の選手は背泳ぎのように見えますが、“自由”形です。

写真:成田真由美
写真:成田真由美

これまでパラリンピックで15個の金メダルを獲得してきた、成田真由美選手(運動機能障害S5)の自由形です。
水中の写真を見ると、足は運動機能障害のため動かせず、ゆらゆら左右に動いていますが、腕力で力強く前に進んでいきます。
地上写真のダイナミックさに比べ、水中では空気を吐く気泡が見えるなどしていました。

写真:木村敬一

こちらは、障害の重い視覚障害クラス(S11)で世界ランキング1位の木村敬一選手。
黒いゴーグルをして全く見えない状態で泳ぐクラスのため、コースロープを頼りに前に進んでいきます。

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こちらは、右手足に切断のある選手(運動機能障害S6)の泳ぎ。
スムーズな動きに驚かされました。

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運動機能障害S7クラス、男子50mバタフライ。上腕部の力が凄い!


関連記事:多様な泳ぎに注目!海外強豪選手を紹介~パラ競泳 世界選手権2019

写真家 越智貴雄

写真家 越智貴雄(おち・たかお)

2000年のシドニーパラリンピックから国内外のパラスポーツの撮影取材活動を続けている。2012年、陸上アスリートの競技資金集めの為、セミヌードカレンダーを1万部出版し国内外で話題となる。2013年9月のブエノスアイレスでの2020東京オリンピック・パラリンピック招致最終プレゼンテーションで映し出された「跳躍の写真」が話題になる。2014年、義足を美しくかっこよく履きこなす女性たちを撮影した写真集「切断ヴィーナス」を出版。2017年、寝たきりのお笑い芸人“あそどっぐ”さんの写真集「あそどっぐの寝た集」を出版。取材活動の他にも写真展開催や義足女性によるファッションショーなど、多数開催している。NHK-BS1「パラ×ドキ」に出演中。

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