車いすラグビースーパープレイ!『ラグ車』、タックルで宙に浮く?!

車いすラグビー 2018年7月31日
車いすラグビースーパープレイ!『ラグ車』、タックルで宙に浮く?!

競技の激しさから『マーダーボール(MURDERBALL(殺人球技))』と呼ばれる車いすラグビー。バスケットボールと同じ広さのコートで行われ、ハードな競技に耐え得る15kg~20kgの重さの車いす(通称:ラグ車)を使用し、ボールは公式専用球(バレーボール5号球を基に開発されたもの)が使用される。

その試合中、いつも会場を沸かせるのは『タックルシーン』だ。夏季競技で、唯一体当たりが認められているのが車いすラグビー(タイヤの中心より後ろへの体当たりは禁止)。タックルの激しさとぶつかり合う金属音は何度聞いても心臓がドキッとする。
今回は、車いすラグビー世界選手権(8月5日~*BS1で放送予定)直前企画と題して、日本代表攻撃陣の池透暢選手と池崎大輔選手の「“イケイケ”コンビ」に、3パターンのタックルを見せてもらった。
(タックルをするのはすべて池透暢選手)

タックル1:ボールを持った選手の動きを正面から止めに入る、名付けて「ど正面タックル」

ど正面タックルの連続写真1
ど正面タックルの連続写真2
ど正面タックルの連続写真3

池(左)の車いすは、タックルした勢いで高く跳ね上がり、相手の動きを完全に封じ込める。



タックル2:トライに向かおうとする道を阻もうとする、「幅寄せタックル」

池(左)の横からのタックルで、ボールを持った池崎(右)の進路を阻んだ。
幅寄せタックル連続写真1
幅寄せタックル連続写真3
タックル3:ボールパスを封じ込める「かぶさりタックル」

かぶさりタックルの連続写真1
かぶさりタックルの連続写真2

パスを出そうとする池崎(左)に対して、池はタックルの勢いで車いすの片輪を大きく浮かせながら手を伸ばしてパスを封じ込めた。
池の動きは、まるでバレーボールのブロックを見ているようだった。

余談ですが、このタックルの撮影、撮影開始からなんと3分で撮り終えた。
その場で「迫力とかっこよさを見せて欲しい」とお二人にお願いしただけで、すぐにこの3つのタックルを短い時間で見せてくれた。
さすが、世界を魅了するプレーヤー。カメラ位置も意識して頂きながらの、見事な感性と感覚。

8月5日に開幕するウィルチェアーラグビー世界選手権シドニー大会、「イケイケコンビ」のタックルにも注目だ!

写真家 越智貴雄

写真家 越智貴雄(おち・たかお)

2000年のシドニーパラリンピックから国内外のパラスポーツの撮影取材活動を続けている。2012年、陸上アスリートの競技資金集めの為、セミヌードカレンダーを1万部出版し国内外で話題となる。2013年9月のブエノスアイレスでの2020東京オリンピック・パラリンピック招致最終プレゼンテーションで映し出された「跳躍の写真」が話題になる。2014年、義足を美しくかっこよく履きこなす女性たちを撮影した写真集「切断ヴィーナス」を出版。2017年、寝たきりのお笑い芸人“あそどっぐ”さんの写真集「あそどっぐの寝た集」を出版。取材活動の他にも写真展開催や義足女性によるファッションショーなど、多数開催している。NHK-BS1「パラ×ドキ」に出演中。

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