ハートネットタイムズ★ちばえりな

2018年5月9日
出演者の皆さんと集合写真

温かくなったり、寒くなったり、
みなさん体調大丈夫ですか?

リポーターの千葉絵里菜です。

先日ハートネットタイムズに出演しました。

ハートネットタイムズは
最新の福祉ニュースをジャーナルな視点で読み解く生放送番組!
私がリポートしたのは
「65歳の壁」。

この問題とは、
障害がある人が65歳を境に
原則「障害福祉サービス」から「介護保険サービス」に移行しなければなりません。
その結果、自己負担が増えたり、サービスの内容が変わるというものです。

えりなのプチ情報

「障害福祉サービス」から「介護保険サービス」に移行したら何が変わるのか。
この二つはそもそも理念が違います。

「障害福祉サービス」
 障害があっても基本的人権が守られて、分け隔てられる事なく社会生活を営む事ができるように支援をするというもの。

「介護保険サービス」
高齢化に伴う病気で介護を必要としている人が、持っている能力に応じて自立した日常生活が送ることができるよう支援するもの

この「65歳の壁」に関する裁判の判決が3月に出ました。

この裁判を起こしたのは岡山県在住の浅田達雄さん。
私と同じ脳性まひで電動車いすユーザーです。

浅田さんは、ベッドからの移動、着替えや食事などに介助が必要で
一日8時間程ヘルパーにサポートしてもらっています。
若いころから「障害福祉サービス」を利用しながら
一人暮らしをして暮らしてきました。
※「障害福祉サービス」は一定の条件で自己負担はありません。

65歳になったときに介護保険の申請をしませんでした。

なぜなら一定の自己負担がかかるからです。
すると、すべてのサービスを打ち切られてしまいました。
「死ななければならないと思った」と…。
私は胸が苦しくなりました。

2013年9月に浅田さんは
憲法25条で定められた最低限の暮らしを侵害されたとして
岡山市を訴えました。

えりなのプチ情報

憲法25条とは
「全ての国民は健康的で文化的な最低限の生活を営む権利を有する
国は、すべての生活部分について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」

今年3月浅田さんの主張を認める判決が出て勝訴しました。

この判決は全国的にはどんな意味を持つのか、
日本障害者協議会代表の藤井克徳さんにお話を聞きました。
ご自身も視覚に障害があります。
「福祉サービスを一方的に打ち切ることは問題で、行政は柔軟に対応すべき。
この判決は全国的に警鐘鳴らすものではないかと思う」とのことでした。

私も「障害福祉サービス」を受けながら、今の仕事ができています。

私のまわりの障害のある方に聞きましたが
「64歳まで障害者とみられていて、65歳になったら高齢者とみられるのはおかしい」
「介護保険のヘルパーはできる仕事の制限が多い。今までやれていた支援ができないのが介助者にとってもつらいと聞いた」
等という声がありました。

まだ、65歳はずいぶん先ですが、
社会生活を続けるのに年齢の壁があるのは、悲しいと思いました。

他人事ではありません。

岡山市は今回の判決を不服として控訴していますが
次世代の私達にもつながってくることだと感じています。

ただ、介護保険の利用料については一定の条件でお金が戻ってくるという新しい仕組みが導入されています。
その名も…「高齢障害者の利用者負担軽減制度」
市区町村の障害福祉担当課へお問い合わせ下さい。

一見2020年には関係ない福祉の話ではないかと思われるかもしれませんが
だれがいつどうなるかわからない世の中です。

皆さんも関心を持ってくださるとうれしいです。

 

最後に、出演者の皆さんと撮っていただきました。

出演者の皆さんと集合写真

左上より時計回りで、中野淳キャスター、池上正樹さん、守本奈実キャスター、豆塚エリさん、私。

千葉絵里菜(ちば・えりな)(23)

北海道出身 脳性まひ(電動車いす使用)

【趣味・特技】歴史 ファッション 初級障がい者スポーツ指導員
【スポーツ歴】電動車いすサッカー、電動車いすスラローム、車いすカーリング
【抱負】リポーターの仕事を通して、視聴者のみなさんに障害者のことをもっと身近に感じてもらい、人々の意識が少しでも変わるきっかけが作れたらいいなと思います。
若者たちに、障害のあるなしに関係なく、できることはたくさんあると伝えたいです。
常に笑顔で頑張ります。

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