数々のドラマが生まれた!関東パラ陸上選手権 ~ごとうゆうき・パラ陸上取材記~

陸上 2018年7月6日
数々のドラマが生まれた!関東パラ陸上選手権 ~ごとうゆうき・パラ陸上取材記~

こんにちは!
今回は大好きな!陸上の取材。
6/30~7/1に町田市立陸上競技場で行われた「関東パラ陸上競技選手権大会」に行きました。

佐藤友祈選手の囲み取材

見事、世界新を出した佐藤友祈選手に話を聞く私。いわゆる「囲み取材」です!

中高大と陸上の短距離をやっていた私、
久しぶりの陸上競技場やタータンに、テンションがあがりました!

この2日間の最高気温はともに30℃超!
でも…こんなに過酷な環境の中で、アジア記録、そして世界記録が生まれる瞬間に立ち会うことができたんです!

では、ここからはインタビューした選手の言葉を写真とともに…

佐藤友祈選手の写真

➤佐藤友祈選手(T52:車いす) 記録:100m 19”13/400m 55”13(世界新)/1500m 3’25”08(世界新)
「2種目で世界記録を出せて、とてもうれしい。スタートを最初から力いっぱいこぐのではなく5こぎ目くらいから加速イメージを持ったことで、身体が固まらず余力を残すことができた。パラリンピックのタイトルを取らないと、名実ともにトップとは言えない。東京で世界記録を出して優勝したい。」

ゴール直後の佐藤選手

1500mで世界新を出した、わずか1時間後。400mで世界新を出した佐藤選手はゴール直後、拳を上に高く突き上げ、吠え、そして満面の笑みをこぼしました。その姿には、万感の思いが詰まっているように見えました。

跳躍する前川楓選手

➤前川楓選手(T63:大腿切断) 記録:100m 16”74(アジア新)/走幅跳 4m05(アジア新)
「初の4m台は、うれしいというよりほっとした。幅でアジア新を出せたことで、モチベーションが上がって100mのアジア新にもつながった。8㎏減量したことで、体が軽いことも結果につながった。」

コーナーを駆ける辻沙絵選手

➤辻沙絵選手(T47:上肢切断・機能障害) 記録:100m 12”98(大会新)/200m 27”34/400m 59”28(日本新)
「(400mについて)変化に気づきましたか?実はスタートの時に、後ろのブロックを外して右足で地面を蹴ることに集中したんです。それが、日本記録につながったと思う。」

跳躍する澤田優蘭選手

➤澤田優蘭選手(T12:視覚障害) 記録:5m28(大会新)
「課題の残る跳躍だった。でも、技術は身についてきている。目標は東京パラリンピックで金メダルを取ること。」

跳躍する山路喬哉選手

➤山路喬哉選手(T12:視覚障害) 記録:5m89
「試技の中で少しずつ調整できるようになったことが収穫。100mよりも幅(跳び)に専念して東京パラリンピックを目指したい。」

こちらの山路選手、弟である山路竣哉選手(T12,100m)も出場していたのですが、お二人とも私と同じ岐阜出身!

今は二人とも東京の企業に所属し、パーソナルコーチのもとで練習の日々を送っていますが、岐阜トークで盛り上がりました!♪

スタートをきる高桑早生選手

➤高桑早生選手(T64:下腿切断) 記録:100m 13”93/走幅跳 5m22
「幅はセカンドタイ記録が出せた。幅に集中して練習を重ねてきたことが結果につながった。だけど、100mも捨てたわけではないのでさらに練習をしていきたい。」

高桑選手は、私がリポーターになる前、大学で陸上の練習をしていたときに競技場で見かけたことがありました。その時から「義足のスプリンター」のカッコよさに惹かれ、パラスポーツに興味を持つきっかけにもなりました。…☆

やり投げ山手勇一選手

➤山手勇一選手(F41:低身長) 記録:27m23
「30mは超えたかったので、悔しい。来週(7/7.8)のジャパンパラでは自己ベストを出せるように修正していきたい。」

➤樋口政幸選手(T54:車いす) 記録:2’57”18
「ペースは悪くない。リオのバーンアウト後から、思ったよりも調子が上がってこないが、アジアパラに向けて徐々に上げていきたい。」

➤兎澤朋美選手(T63:大腿切断)(ゼッケン6314番) 記録:100m 16”95/走幅跳 3m96
「100mも幅も楓ちゃん(前川楓選手)に勝てなかった。100mは初めて16秒台を出せたけど、スタートがまだ遅いので改善していきたい。幅も自己ベストだったけど、4m台が出せるようになりたい。」

➤中尾有沙選手(T54:車いす) 記録:100m 18”95/1500m 4’04”57
 「(100mについて)公認で18秒台に行けてうれしい。1500mをやり始めたことがタイムが伸びた理由だと思う。次は17秒台を目指す。東京パラリンピックも目指したい!」

➤井谷俊介選手(T64:下腿切断) 記録:100m 12”05
「スピード練習のつもりで出場した。2位だと思っていた。陸上を始めたのは昨年11月末で、陸上は素人。でも2020年の東京パラリンピックに出てメダルを取りたい。日本人が世界に通用することを証明したいし、僕の姿が家族や友人、誰かの力になるなら、と思っている。」 

このほかにもたくさんの選手のお話を伺いました。

0.1秒でも速く、1㎝でも遠く。
そのために絶え間ない努力がなされていることが、選手それぞれの言葉の節々から感じられました。

久しぶりの陸上の大会で、いろんなドラマやいろんな輝きを見ることができました!

次に行われるのは、7/7~8に群馬県前橋市で行われるジャパンパラ陸上です。
何が起こるのか、今からとてもワクワクしています!

➤ムービーカメラで撮影をさせてもらって、テンションの上がる私

後藤佑季(ごとう・ゆうき)(21)

岐阜県出身 難聴(人工内耳使用)

【趣味・特技】書道準五段 手話技能検定準2級
【スポーツ歴】陸上(100m走など短距離)
【抱負】障害者が活躍する姿にスポットライトを当てようという今回の取り組みにとても感動しています。
私には、難聴という『目に見えない障害』があります。目に見えない障害も含めて、 様々な障害のある人とない人との橋渡し役になりたいと思っています。
負けず嫌いな性格を生かして、障害のある人が暮らしやすい社会になるために頑張ります。

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