文武両道女子【ボッチャ・坂井結花選手】 ちばえりな

ボッチャ 2018年7月9日

リポーターの千葉絵里菜です、こんにちは!

ボッチャ選手権大会の看板と、はにかむちば

今回は6月中旬に行われた
ボッチャ東日本選手権大会のことについて
書いてみようと思います。

お付き合いお願いします(^◇^)

ちばの簡単ボッチャガイド
ボッチャとは
重度の脳性まひや、もしくは同程度の重度障害が四肢にある人のために
ヨーロッパで考案されたスポーツ☆彡
障害の種類や程度によってBC1~BC4のクラス分けがあります。

今回、私が注目したのが、一番障害が重いとされるBC3クラスです。
それはなぜか?

重度障害のある人のスポーツ、というと
正直なところ重い障害のある方がやるスポーツ?レクリエーションでしょ?
という感じがあったんです。
ですが、去年11月のジャパンパラボッチャ大会の取材で知ったのは、ボッチャの選手たちは、自分の体の研究をして「どうやったらボールを遠くまで飛ばせるか」など、時間をかけて工夫しているということでした。

ということで、私は、BC3クラスに引き込まれました。

BC3本戦に出場を決めた山下智子選手(左)と若手のホープの小林俊介選手(右) photo by ちばえりな

ボッチャミニ情報
BC3というクラスは、自力による投球ができないため、道具を使うことが出来ます。
山下選手が頭につけているのは「リリーサー」というボールを押す道具。
そしてボールを転がす、滑り台みたいものは「ランプ」。
そして、背中を向けている人は「アシスタント」。
選手のサポートをする役割です。
たとえば、アシスタントは基本、選手側しか向くことはできず、
そして、コミュニケーションをとってはいけないのです。
選手側しか向いていないということは、
ゲーム中はコートの様子を見ることができないわけです。

今回私は、坂井結花選手に注目しました。

坂井結花選手(左)とボッチャ界のレジェンド小堀逸也選手(右)
photo by ちばえりな

なぜ注目したのか?それは、
坂井選手が、車いすを“あご”で動かしている姿を見て、
「なんて器用なんだろう」と思ったからです。

彼女は脳性まひで首から下が動かせず、電動車いすで生活しています。
高校に通いながら『ポルテ多摩』というボッチャチームに入っている
まさに、文武両道の女子学生なのです。

さらに、私が一番驚いたのは
1年前に民間企業が進める留学プロジェクトに参加し、
シドニーの語学学校に3週間行っていたことです。

オーストラリアでバリアフリー調査をした彼女は、こういいました。
「障害のあるなしに関わらず優しく声をかけてくれた。心のバリアフリーがある。
日本もそうなってくれたらなあ」と。
語学留学や勉強とボッチャ、まさに文武両道の女性だ!と思いました。

さて、彼女のボッチャ話をします。

あごで位置を図る坂井結花選手とアシスタントの重森健介さん photo by ちばえりな

あごをランプに置き、どこにボールを置くか、確認します。

そして、、、

坂井選手の投球場面 photo byちばえりな

手が上手く動かせないので、棒を口に加えて投球します。

試合終了後に、インタビューをしました。

Q、ボッチャを始めたきっかけは何ですか。

A、 アシスタントの重森さんからの誘いですね。
ボッチャ教室に参加してみたらと言われ参加したらとても楽しかったです。

Q、ボッチャ以外にスポーツをやっていましたか?

A、 その前は水泳をやっていました。

Q、今はボッチャに専念されているんですね。

A、 ボッチャは狙ったところびしっ!と行くからたのしいですね。
仲間と一緒にできることや、BC3クラスの選手が増えているので、戦っていくのが楽しいです。

Q、ボッチャを始めてから、気持ちの変化はありますか?

A、 毎週水曜日練習があってとってもたのしくやっています。
何よりも仲間とゲームできることが楽しいです。

Q、初めての大会はどうでしたか。

A、(苦笑)
たくさんペナルティをもらい、ぼろ負けでした。
  アシスタントの重森さんがうなずいたり、
6分以内に6球投げられなかったり・・・。
※アシスタントができるのはあくまでも選手のサポートです。
※選手へのアドバイスや、合図を送ることは禁止されています。

Q、これからの課題を教えてください。

A、 もっと伸びる球を作っていきたいし、ランプを左右に動かす、狙いを付けるといったところを練習していきたい。タイムアップで持ち球をすべて投げ切れなかったのが、課題ですね。

 

「今後ボッチャに対してどう取り組みたいですか?」と伺うと、
「自分の判断力と、アシスタントの所作のレベルを上げたい」といってくれました。
アシスタントの重森健介さんは「頑張ります」と一言。

左から千葉、坂井結花選手、アシスタントの重森健介さん、そしてランプ

坂井選手は普段、とても温厚ですが、
試合になると、ビシッと試合モードにしっかり切り替わる選手だと感じました。

また、頼もしい部分も感じました。
それは、最後に好きな言葉を聞いたときに

切磋琢磨
という言葉が出てきたからです。

切磋琢磨とは
●励みに励むこと。
そしてもう一つは
●仲間同士互いに励ましあってお互いを向上させること、です。

仲間と練習するのが楽しいと言っていた坂井選手。

仲間同士で沢山練習してお互いを高めあって、
この次に会うときは
今回同様すごいプレーを見せてほしいという思いでいっぱいです★

千葉絵里菜(ちば・えりな)(23)

北海道出身 脳性まひ(電動車いす使用)

【趣味・特技】歴史 ファッション 初級障がい者スポーツ指導員
【スポーツ歴】電動車いすサッカー、電動車いすスラローム、車いすカーリング
【抱負】リポーターの仕事を通して、視聴者のみなさんに障害者のことをもっと身近に感じてもらい、人々の意識が少しでも変わるきっかけが作れたらいいなと思います。
若者たちに、障害のあるなしに関係なく、できることはたくさんあると伝えたいです。
常に笑顔で頑張ります。

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