できないと思っていた野球が“できる”! ユニバーサル野球~ちばえりな~

2019年8月2日
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ユニバーサル野球を開発した中村哲郎さん(左)と堀江泰さん(右)とちば(中央)


みなさん、こんにちは。
少し前に、うれしいニュースがありました。
ミュージカル海外ドラマ『glee/グリー』はご存知ですか?
中学生のころから私は『glee/グリー』を見て過ごしていました。
NHKでもやっていました(^▽^)/)
『glee/グリー』
はマイノリティーの人たちが歌や踊りで気持ちを表現していくというドラマです。
その姿に感化されてか、私はゴスペルを習っていたことがあります。

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トニー賞のステージで熱唱するアリ・ストローカー


そんな『glee/グリー』に出演していたアリ・ストローカーさんが『オクラホマ!』
第73回トニー賞の『ミュージカル助演女優賞』
を受賞しました。
彼女は幼いころに交通事故にあい胸から下がまひしていて、車いすを使用しています。
車いすで、トニー賞を受賞したのは初めてだそうです。

中学生くらいの頃に憧れていたアリさんのニュースを見て、
私も頑張らなければと感じている、リポーターの千葉です。

さて今回は『ユニバーサル野球』について。
5月、東京の毎日新聞社で「誰でも楽しめる『ユニバーサル野球』開発報告会&体験会」が行われました。
プロ野球の関係や国際野球の関係者、スポーツ関連企業の関係者の方々など86人が参加。
その様子を取材しました。



『ユニバーサル野球』
開発したのは、
埼玉県所沢市にある電車のメンテナンスを行う会社。
障害者支援事業等も行っています。

担当したのは社員の中村哲郎さん。
中村さんは北海道出身で、
高校時代には北海道旭川にあるスタルヒン球場で甲子園を目指した球児でした。

そんな中村さんが『ユニバーサル野球』を作ろうと思った出来事がありました。

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『野球がやりたい!!』と中村さんに言った小薗陽広(こぞの・はるひ)くん(右)の言葉がきっかけに


陽広くんは、脳性まひで手足が不自由なために車いすに乗っている、笑顔の素敵な小学5年生。
お兄ちゃんが小学校、中学校で野球をやっており、その影響で、陽広くんも野球を好きになったのだとか。

陽広くんと中村さんが出会ったのは2年前
所沢でレクリエーション大会があった時に、陽広くんは巨人のユニフォームを着てTボールをやっていました。
※Tボールとは、ピッチャーのいない野球です。障害の有無にかかわらず小さな子供でも楽しめます。


中村さんは野球が好き、陽広くんも野球が好き。
会った時に、陽広くんの口から『野球がやりたい!!』と言われた中村さん。
野球好き同士が結託してできたのが『ユニバーサル野球!』でした。

バッターボックスに立ち、バットを振った車いすの選手

『ユニバーサル野球』の野球盤は、市販の野球盤の10倍、一般的な野球場の20分の1の大きさ☆
中村さんは「少しの力でバッドを触れて、球を打てる方法はないか」と考えました。

※野球盤とは…
1958年から発売され今までずっとロングセラー商品として野球好きに愛されてきたおもちゃです。
実在の野球団・球場をモチーフとするなどさまざまなバリエーションを兼ね添えています。


そのやりかたは…

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この紐を引っ張ると

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この棒が抜けます。

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“野球選手”は紐を引っ張るだけでバットを振ることができます。

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ヒットを打ってみんなでいえい!!

どんな人でもバッターボックスに立つことのできる『ユニバーサル野球』
障害の有無にかかわらず、野球を楽しむことができます。
ホームラン打った人がいればみんなでハイタッチ!
空振りして打てなかった人がいれば、「あぁ」「惜しい惜しい」等と声を掛け合う。
この時、空間が一体になったように感じました。

ここで、千葉の経験談を。
私は地元の野球団「北海道日本ハムファイターズ」が好きで
大学生のころ何度も札幌ドームに行っていました。
私もいつかあの舞台でボールを投げてみたいと思っていたことを思い出しました。
(実は野球のルールは全く分かりません。
応援団に合わせて応援するのが好きでした笑
キャッチするのは中田翔選手がいいなあ( *´艸`)

ユニバーサル野球はそういう夢をかなえてくれます。

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最後に「ユニバーサル野球」報告会・体験会に参加したみんなで集合写真!

千葉絵里菜

千葉絵里菜(ちば・えりな)

1994年11月3日生まれ 北海道出身 脳性まひ(電動車いす使用) 【趣味・特技】ファッション、初級障がい者スポーツ指導員 【スポーツ歴】電動車いすサッカー、電動車いすスラローム、車いすカーリング 【抱負】パラリンピックの目標の一つとして、“共生社会”というものがあります。パラリンピックを機にみんなが一緒に楽しく過ごしていけるということを私自身とっても楽しみです。取材やリポートを通して笑顔で伝えていきます。

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