アーチェリー 求められるのは精神力と繊細さ。個性的なフォームで矢を放つ

— 競技ガイド —

アーチェリー

8月27日(金)~8月31日(火)、9月2日(木)~9月4日(土)
夢の島公園アーチェリー場

パラリンピックでもっとも歴史のある競技のひとつ、アーチェリーには手、または足に障がいのある選手が参加する。「リカーブ」と「コンパウンド」の弓の種類によるカテゴリーと、四肢に障がいがある選手が出場するW1で、それぞれ男女、混合が実施される。リカーブはオリンピックでも使われる一般的な弓、コンパウンドは弓の両先端に滑車がついた機械的な仕組みが特徴だ。W1は、どちらの弓を使っても良い。コンパウンドはリカーブと比べて半分程度の力で弓を引けるため、手に障がいのある選手でも、口で弓を引いたり、足で弓を支えたりして、残された機能を生かして競技に取り組める。競技は予選ラウンドから始まり、72本の矢を放ち合計得点を競う。夢の島公園アーチェリー場で、息詰まる戦いが始まる。

【アーチェリーの見どころ】風向きを読んで射る

・70メートル先、12.2センチを射抜く精度
・選手が見せるさまざまなフォーム

集中を切らさず、自らのルーチンを守り続ける精神力と、風向きを読みながら、1射ごとに微調整する繊細さが求められるアーチェリー。予選を勝ち抜いた選手が戦う決勝ラウンドは、1対1のトーナメント形式で行われる。リカーブでは70メートル先の的を狙うが、10点満点を得られる中心円の直径はわずか12.2センチ。CDとほぼ同じ大きさだが、70メートル離れた位置からは、その大きさは米粒ほど!スコープを使わなければ確認が難しいほどの小さな的を、次々と射抜く選手の技術には思わず息を飲む。

【アーチェリーの見どころ】異なるフォームの選手が対決することも

50メートル先の的を狙うコンパウンドでは、顔の横で射る選手や、足で弓を支える選手、車いすに座って射る選手など、異なるフォームの選手が対決することもある。さまざまなスタイルで競技に臨む選手の姿と、感情の起伏を抑えて矢を放ち続ける選手の集中力には誰もが感銘を受けるだろう。

【マメ知識】リカーブとコンパウンド

オリンピックでは「リカーブ」と呼ばれる弓のみを使うのに対して、パラリンピックではリカーブと、コンパウンド、2種類の弓が使われる。コンパウンドには小さな力で弓をひけるよう滑車がついているほか、リリーサーと呼ばれる発射用の器具がついている。

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