ボッチャ ミリ単位の正確無比なコントロールと先を読む頭脳戦

— 競技ガイド —

ボッチャ

8月28日(土)~9月4日(土)
有明体操競技場

ボッチャは、脳性まひなどの比較的重い運動機能障がいがある人のためにヨーロッパで生まれたスポーツ。試合は対戦形式で、1対1の個人戦と2対2のペア戦、3対3のチーム戦がある。6個のボールを順番に投げて、ジャックボールと呼ばれる白いボールにいかに近づけるかを競う。ボールは投げても、転がしても、蹴ってもよく、投球フォームは自由。「氷上のチェス」とも呼ばれるカーリングに似ていて、相手のボールを弾いたり、ジャックボールに当てて動かしたりと、戦略性に富んだ競技だ。それぞれ6投を終えた時点でジャックボールに最も近づけた側が得点を得る一連の流れを、個人・ペアは4エンド、団体は6エンド行い、最終合計得点で勝者を決める。シンプルだが技術と集中力を求められる競技だ。

【ボッチャの見どころ】正確無比のコントロール

・正確なコントロールと絶妙な力加減
・ボールを重ねるスゴ技も!

勝敗を大きく左右するボールは、規定の範囲内であれば自由に作ることができるため、選手はマイボールを持参する。表面や中に入れる素材を工夫することでボールの硬さや転がりやすさを変えて、状況に応じて使い分けるのだ。一発逆転を狙うときは硬いボールを使う。相手のボールよりもジャックボールに近いボールがすべて得点になるので、力強く転がして相手を弾き飛ばすためだ。複数得点が期待できる大技だ。密集した状態なら、表面が柔らかいボールを使った“3D戦略”。ボールの上にボールを積み重ね、ジャックボールに密着させて得点を狙う。針の穴を通すような正確なコントロールと絶妙な力加減が求められる繊細な技で、先を読む戦略と、それを支える選手の技術と集中力に注目したい。

【ボッチャの見どころ】さまざまな投球フォーム

重い障がいがあっても競技に取り組めるのがボッチャの魅力。ボールを投げることができない選手でも、「ランプ」と呼ばれる勾配具を使うなど、選手の特性にあわせた投球方法もボッチャならでは。ボールを扱うのが困難な選手にはアシスタントをつけることが認められており、ボールを手渡すなど選手をサポートする。しかしアシスタントはコートを見てはならない。戦略を考えるのは選手であり、アシスタントは助言を禁止されているのだ。

【ボッチャのクラス分け】

ボッチャのクラス分け

【マメ知識】“マイボール”で勝負!

投げたり、転がしたり、ランプと呼ばれる勾配具を使ったりと、さまざまな投球方法があるボッチャ。ボールも規定内であれば表面や中に入れる素材を工夫することが許されており、選手はマイボールで試合に臨む。

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