馬術 人と馬の絆が生む 優雅な動きに酔いしれる

— 競技ガイド —

馬術

8月26日(木)~8月30日(月)
馬事公苑

人と馬が対等のパートナーとして競技に参加し、歩行の正確性や動きの美しさを競う馬術。種目は決められた動きを行う個人と、選手3人のチームで規定演技を行う団体、音楽に合わせて自由に動く個人 フリースタイルの3種類。馬に指示を出して円を描いたり、斜めに進んだりとさまざまな技を披露し、審判員の判定による採点で順位が決まるが、馬の美しさも得点に影響する。選手は障がいの種類や程度に応じて5つのグレードに分かれ、手に障がいのある選手は手綱を片手で持ったり、手を使わずに口でくわえたりと、さまざまな工夫で馬に意志を伝える。1964年の東京大会でも会場となった馬事公苑で奏でられる、人馬一体の美しいハーモニーに酔いしれたい。

【個人/団体の見どころ】決められた課題を人馬一体でこなす

・人馬一体の正確無比な動き
・人馬をサポートするアシスタント

静寂の中、人馬が指定の課目を順番にこなすのが個人。20~30の課題があり、グレードによって難度と演技中に求められる歩き方が異なる。基本的な歩き方は、1歩ずつ歩く常歩(なみあし)、2拍子で歩く速歩(はやあし)、3拍子の駈歩(かけあし)の3種類。人馬一体となり、まるでコンパスのように正確な円を描いたり、停止や発進などの動作を行ったりする。

【個人 規定/団体の見どころ】競技をサポートするコーラーやコマンダー

アシスタントとのコンビネーションも重要になる。視覚障がいのある選手には「コーラー」が位置を声で知らせ、記憶障がいがある選手には、「コマンダー」が馬場外からコースを伝えることができる。手綱を引く強さが少し違うだけでも馬は思い通りに動いてくれないが、選手は障がいを補う特殊馬具や周囲のサポートなどさまざまな工夫を重ねて見事な演技を見せる。3人が出場して音楽ありの規定演技を行い、合計点で順位を競うのが団体。各チーム、グレードⅠ~Ⅲの選手が最低1人参加し、同じグレードの選手が参加できるのは2人までと定められている。どちらの種目も人馬一体の正確無比な動きが見どころだ。

【個人 フリースタイルの見どころ】曲にあわせて馬がステップ!

・音楽に合わせて馬がダンス!
・馬の“正装”にも注目

個人 規定で上位の人馬が出場するのが「馬のバレエ」とも評される個人 フリースタイル。選手が選んだ楽曲に合わせて競技が行われ、会場内は華やかな雰囲気に包まれる。曲のリズムに合わせてステップする、まるでダンスを楽しんでいるような馬の姿が見どころだ。

【個人 フリースタイルの見どころ】人も馬も正装で参加

人馬はリズムに乗って動いているだけではなく、細かなテクニックにも注目したい。創意工夫を凝らしたオリジナルの演技の中に、直線と曲線、そして緩急をつけた歩行を織り交ぜ、選手は手綱の微妙な力加減や足の動きで馬を制御する。ハットやえんび服、ブーツなどに身を包んだ選手と、たてがみを三つ編みなどに編んで“正装”した人馬一体の華麗な動きは優雅で美しい。

【馬術のクラス分け】

【馬術のクラス分け】

【マメ知識】たてかみをしっかりセット!

人馬一体の動きが美しい馬術。選手はハットにえんび服の正装で試合に臨むが、馬もたてがみを三つ編みやお団子など、きれいに整えて出場する。

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