車いすテニス 巧みなチェアワークから放つスーパーショット

— 競技ガイド —

車いすテニス

8月27日(金)~9月4日(土)
有明テニスの森

広いコートをラケット片手に巧みなチェアワーク(車いすの操作)で駆け巡り、正確で多彩なショットを放つ車いすテニス。一般のテニスと同じコートの広さ、ネットの高さでプレーし、同様の道具を使用するため、観戦する側にも親しみやすく人気の高い競技だ。大きく異なるのは、2回バウンドしたボールを返球するのが認められている点。3セットマッチで行われ、2セット先取した選手の勝利となる。会場の有明テニスの森は国際大会も開催されるテニスの聖地。白熱したラリーが展開され、車いすテニスの新たな伝説が誕生する!

車いすテニスの見どころ 電動いすもOK!クアード 素早いチェアワーク!

・素早いチェアワーク
・車いすテニスだけの「クアード」

一般のテニスが1バウンドまでなのに対し、2バウンドまでの返球がコート内外で認められている車いすテニスは、コートの外からネット際まで選手がカバーすべき範囲が広い。そこで欠かせないのが素早い「チェアワーク」だ。真横には動かせない車いすを高速で回転させ、狙ったポジションからショットを打てるよう、回り込むように移動させる。車いすを巧みに操作しながら相手の先を読んだプレー運びも重要で、ベースライン際に位置する相手にはドロップショット、甘い返球のチャンスボールには強烈スマッシュと、次の動きを制限させるようなスーパーショットを放っていく。ボールを打つ際は車いすからお尻を浮かせることが禁止されているので、相手の頭上を越えるブロックショットなども効果的なプレーの一つ。相手を左右に揺さぶり、空いたスペースに打ち込むという戦略は一般のテニスと同じだ。一般的な車いすの重さは10~15キロだが、四大大会で歴代最多のシングルス23勝を誇る国枝慎吾選手が使う車いすは7キロほどと軽量化が図られている。

テーピングでラケットを固定

シングルス、ダブルスに加えて、腕にも障がいのある選手が出場する「クアード」には特別ルールが設けられている。自力での車いす操作が難しい場合は電動車いすを使うことができる。握力がない、または弱くてラケットが握れない場合には手にラケットをテーピングで固定することが認められている。汗をかきにくく、体温調節が困難な選手のために、日除けや氷バケツを準備することが義務付けられ、さまざまな条件の中、最大限にそれぞれの能力を生かして戦う姿にも注目したい。

マメ知識 2バウンドまでOK

テニスではノーバウンドまたは1バウンドで返球しなければいけないのに対し、車いすテニスでは2バウンドでの返球が認められている。

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